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グラフビルダーとデータフィルタを駆使したドリルダウンで多変量解析の訴求力を向上する_細島 章(2023-JA-25MP-01)

グラフビルダーとデータフィルタは品質データを可視化して問題をクローズアップさせます。たとえば年度毎の不良台数を棒グラフで表示して不良内容や仕入れ先をグラフに重ね合わせます。不良内容と台数を年度毎にグラフ化すると改善点や悪化点の推移が明らかになります。年度と不良台数のグラフや不良内容と台数のグラフを基に、層別変数をグループX、グループYなどのゾーンや重な合わせゾーンにドロップします。特定セグメントを選択してドリルダウンするときに除外機能を使いますが、直接にテーブルを操作して除外すると記録が残らないため後で勘違いが起きます。私はデータフィルタを使ってスクリプトをデータテーブルに保存しながら行います。注目するセグメントのテーブルを調べる際はグラフをクリックして選択状態にしてからテーブル→サブセットでテーブルの詳細を確認します。モデルのあてはめやパティション分析の検証でもグラフビルダーを使います。あてはまりの状況を確認するときは、グラフビルダーを使って、主変数や温度をX軸にとって、他の変数をグループXなどにドロップします。これで非直線性が明らかになり交互作用も発見できます。