レベル:中級
JMP (Pro)を使えばR , Pythonなどに較べて手軽に分析を楽しめます。フルオーダーメイドの分析とはいきませんが、セミオーダーには十分に対応が可能です。JMPを使えば以下のようなことが簡単に実行できます。
①コマンドを打ちこまなくてもマウス1つで分析が可能に、②グラフと統計量のセット、③分析プロセスをスクリプトに残せる、④分析プロセスの流れに沿ったレポートの出力が可能、⑤統計的な思想が基本にあるから体系的な理解と学習に最適、など。本報告では数値例を使ってJMPでできる予測や分類の話をします。扱う方法はカーネル平滑化、SVMやニューロ判別などです。また、従来の統計的な多変量解析との対比も行い理解を深めます。
1984年、株式会社リコー入社。以来、社内の品質マネジメント・信頼性管理の業務、統計学の啓発普及に従事。品質本部QM推進室室長、SF事業センター所長を経て、現職。東京理科大学工学部(1997-1998)、慶應義塾大学総合政策学部 非常勤講師(2000-2004)。主な専門分野は統計的品質管理、信頼性工学。主著に「グラフィカルモデリングの実際」、「JMPによる多変量データの活用術」、「アンスコム的な数値例で学ぶ統計的計算方法23講」、「JMPによる技術者のための多変量解析」、「目からウロコの多変量解析」などがある。
※配布資料はございません。