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NASケースにDebian 10, MySQLを組み込みJMPから利用する_田久 浩志(2020-JA-45MP-14)

レベル:初級

大学院でSQLに詳しくない者がビッグデータを扱う必要が生じたので標記の内容を試みた。
今回は、大学院生の情報関係のスキルアップも目的とし、Buffalo社のNASであるLinkstation410のケースのみを入手し、LinuxのDebian 10.5をインストールした。その後、NAS上にMariaDB(MYSQL互換品)を設定し、Windows PCにあったACCESSベースの救急救命関係の5000万件規模のデータをMariaDBに移送した。最終的にPC上のJMP Pro15.1.0のクエリビルダーからNAS上のMariaDBを接続して解析を行っている。本手法は、NASが小型(640g)なため、テレワークの大学院生にデータサーバー環境を宅配で支給するのも可能である。
本報告では、NASのケースのみからMYSQLサーバーを組み上げJMPと連携させるまでの、技術的ノウハウと運用上の留意点について報告する。

 

1980年3月慶応義塾大学工学研究科電気専攻修了、工学修士。
1993年6月東邦大学医学部、医学博士。
現在、国士舘大学大学院救急システム研究科教授。
受賞歴:SAS Users' Group International Japan功績賞(1999), SAS ユーザー総会ポスター賞(2011)、ヨーロッパ蘇生協議会, Best of the Best Abstract(2010,2018)