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非線形関数を扱うことができる超設計の教育_小川 昭(2022-JA-25MP-02)

レベル:中級

設計は長い間入力因子のない設計(静特性の設計)が行われ,最近になって入力因子のある1次式の設計(動特性)も行われ設計の守備範囲が広がってきた.そして,これからは2次以上の非線形関数を扱う設計(高度な動特性の設計)が重要となる.しかしながら,非線形関数の設計は1次式(線形関数)の設計の延長で扱うことはできない.何故ならば1次式にはない極値(極大値,極小値)を扱わなければならないからである.これを解決した設計法が超設計である.本研究は2次式の場合をとりあげ,JMPを用いて超設計を易しく学ぶことのできる教育を紹介する.実験はカスタム計画のもとで行い,最適化は満足度プロファイルを用いることで初級者でも簡単に実施することができる.なお,教材としては分かり易い飛球シミュレーターを用いている.

1984年横河電機入社.社内向けシリコン半導体デバイスプロセスに関する研究開発を担当.その後,研究試作およびデバイス製造のライン設計,製造装置および工場設備の導入から維持管理まで幅広く担当.あわせて,製品や工程,設備の品質管理,品質改善,コストダウン,納期短縮などの生産管理技術,特に統計的品質管理(Statistical Quality Control;SQC)の活用を進める.また,大手半導体デバイスメーカーに1年間社外出向し,統計解析やシックスシグマなどの管理ツールを協業事業の中で活用.これと前後して活動成果の社外発表を積極的に行う.2014年9月に開催された品質国際会議ICQ’14TokyoでTQMについて発表.その後2015年3月に横河電機を退社.同年4月に目白大学大学院経営学研究科博士後期過程入学.2015年9月のANQ Congress 2015 Taipei,2016年9月のANQ Congress 2016 Vladivostok,同年11月のSAS社Discovery SummitでSQCおよび最適化に関する発表を行う.

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https://community.jmp.com/t5/Discovery-Summit-Japan-2022/Discovery-Summit-Japan-2022-%E8%AB%96%E6%96%87%E9%9B%86/ta-p/568396

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