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実務におけるスクリーニング実験とモデリング実験の総合的計画

目白大学 経営学部 客員研究員小川 昭
慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 客員教授 高橋 武則

 

実験計画法では、少ない実験回数で要因の絞り込みを行った後、絞り込んだ要因を用いて特性をモデル化し、望ましい特性が得られる水準を決定することが重要である。統計的品質管理手法として、前者はスクリーニング、後者はモデリングと呼ばれ、区別して扱われる。しかし実務において両者は一連のアプローチとして実施されることが多く、実験の目的を達成するためにはスクリーニング実験とモデリング実験は総合的な観点から計画される必要がある。本講演では、加工工程の改善で適用したJMPのスクリーニングとモデリングの実験計画およびその分析結果をレビューする。レビューのポイントは、総合的な実験計画の立案に関して、具体的な目標、考慮すべき制約条件、推奨される計画などを視野に入れる必要がある。そして実験実施後は、目標の達成度、費用対効果、さらには利害関係者からの評価も含まれる。本発表では、実験計画の総合的な観点からの課題点を整理し、これからの実験計画に対する展望を示す。