官能評価とJMPの活用_小田井 英陽(2023-JA-25MP-06)
官能評価とは機器の代わりに人が各人の5感によって行う評価方法であり、製品の品質管理や商品開発にとって、必須の評価法である。また、飲料・食品だけではなく、香粧品、被服、電化製品、車、など、様々な製品・原材料を対象として実施されている。官能評価は人が行うものであるため、様々な要因による個人差や再現性の振れその結果の解析と考察のために古くから統計解析が重要視されJMPも活用されてきたが、最近では官能評価手法のさらなる開発やマーケティング調査と合わせた評価の必要性、及び機械学習とソフト(JMP)の進展により、さらにJMPの活用の場が広がってきている。
今回は(一社)官能評価学会企業部会で実施されたワークショップ(WS)・チョコレートパッケージのCATA/ペナルティ分析を例に、官能評価におけるJMPの活用方法を紹介する。