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Tokyo November 8

高橋 行雄

代表取締役 - BioStat研究所株式会社

JMP4からのユーザで,SASもJMP以前から使っています.以前勤めていた会社では,各種のJMPを用いた統計教育を行いつつ,JMPの社内での普及活動を行ってきました.この成果は適宜,JMPer’sミーティングで紹介してきました.定年退職後は,自営業的コンサルティング会社を設立して活動を続けています.最近,日本の多くの学問分野(臨床統計を除く)における実データの統計解析能力が集団的に衰退しつつあることを実感しています.私にとって実験計画法は,統計の理論の学習,実務での実践のために欠かせないものでした.今回のテーマは,私にとってすでに解決済の課題でしたが,改めて実験計画法に関連する書物を読み直したところ,JMPの「モデルのあてはめ」の計算原理を使った例示は全くなく,古典的な平方和の分解に固執している伝統的な解析法のオンパレードに愕然し,これが,共分散分析に際し交互作用がないことを大前提とする妄想が広まっていると確信し,交互作用のある共分散分析について定式化を試みました.