レポートファイル(*.jrp)の保存時には、次のような確認メッセージが表示されます。
ここで、[組み込む]を選択すると、保存したレポートにデータテーブルそのものの情報が保存されるので、下記のような問題は生じません。
[参照する]を選択すると、データが保存してある場所が保存されるので、下記のような問題が発生する可能性があります。
確認メッセージ
「.jrp」の拡張子を持つレポートファイルには、データを開き分析結果を作成するスクリプトが保存されています。
JMPでこのレポートファイルを開くと中のプログラムが実行され、まずデータを開いてから分析結果が再現されます。 データを開く部分のスクリプトにはデータテーブルのファイルのフルパスが記述されているため、.jrpファイルを保存した後にデータテーブルのファイルを移動したり名前を変えてしまうと、データテーブルが開けず、結果的にレポートも作成されないということになります。
このような状況が発生した場合は、.jrpファイルがうまく開けなかった直後にメニューバーの[表示]→[ログ](macOSの場合は[ウィンドウ]→[ログ])コマンドを選択し、ログの内容を確認してください。
データファイルが開けずにエラーとなっている場合は、次のようなメッセージが出力されています。
C:\Temp\test.jmpが見つかりません。
次のファイルを開こうとしました。: /C:/Temp/test.jmp
Open , Open/*###*/("/C:/Temp/test.jmp")へのアクセスまたはその評価中のメッセージ:テーブルを開けません。
C:\Temp\test - 性別の一変量の分布.jrp の2 行
指定されている場所と、現在のJMPデータテーブルの保存場所が異なる場合は、レポートファイルで指定されている場所にデータテーブルのファイルをコピーした後、再度JMPで .jrp ファイルを開いてください。