日本は、丁度ラグビー日本代表の活躍に熱狂しているところです。現在、ラグビーワールドカップ2019が日本で開催されておりますが、日本は予選リーグで4戦全勝し、初めてベスト8に進むことができました。
そんな中、丁度JMP 15がリリースしました。データ分析家の血が騒いだのは言うまでもありません。予選リーグのデータを集め、いくつかのデータを可視化してみることにしました。
ラグビーでは、トライ、コンバージョン、ペナルティキック、ドロップゴールなどさまざまな方法で点数を取ることができ、時間内に点数を積み上げていき、最後に点数が上回ったチームの勝利になります。そこで、2チームの対戦で、時間ごとにどのように得点を積み上げていったかをJMPを使って可視化してみることにしました。そんな時、JMP 15の新機能が役に立ったのです!
次のグラフは、ウェールズ(WALES)vs フィジー(FIJI)について、時間(横軸)ごとの総得点(縦軸)可視化したものになります。
前半の30分ぐらいまでは、フィジーがリードしていましたが、その後ウェールズが逆転し、さらに逆転、逆転で、最終的には、ある程度差をつけてウェールズが勝利したことがわかります。
このグラフは、JMP 15のグラフビルダーで、折れ線グラフの下側を塗りつぶすことにより描くことができます。
グラフビルダーで折れ線を描くと、JMP 15では次のようなオプションを設定でき、「塗りつぶし」のオプションを[下に塗りつぶす] を指定します。ちなみに、この折れ線の「接続」オプションは、[ステップ] に設定して、階段状のグラフにしています。
以下は、JMPを英語表示したときのオプションになり、Fillを [Fill Below] に指定します。
下のグラフは、ベスト8をかけて死闘を繰り広げた 日本(Japan) vs スコットランド(Scotland) の試合です。
日本は先制点を許すも、すぐに逆転し、最後には追い付かれそうになったが、逃げ切った様子が可視化できています。
他の対戦についてのグラフや、他の可視化した結果は、JMP Public に公開しています。データフィルタの機能を使って、予選の組ごとや国ごとに絞って分析結果を見ることができますので、是非ご確認ください。
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