臨床試験の様々な場面においてJMP Clinicalの活用方法を検討するための産学連携の取り組み
エイツーヘルスケア株式会社 開発戦略本部 本部長 林 行和
臨床試験の多くの場面において、臨床試験データを確認する機会が多く存在する。臨床試験の実施中では、CRA、DM、STATによる盲検下レビュー、リスクの早期検出のための中央集約的なデータレビュー等が行われている。臨床試験の終了後では、STAT、MWによるCSRやCTDを作成するための臨床試験結果の把握、次の臨床試験の立案のための探索的なデータレビュー等が行われている。JMP Clinicalはデータの可視化に優れており、データレビュー中に詳細を確認したい場合、その関連情報を速やかに確認することが可能である。また、GUIで操作できるためSASをはじめとする何らかのプログラミング言語を書かない者でも利用できることから、様々な職種の者でもデータレビューを容易に実施できるようになると期待される。エイツーヘルスケアは、職種、組織、企業を越えた様々な背景のメンバーによって臨床試験における様々な場面でのJMP Clinicalの活用方法を多角的に検討するために、産学共同の情報共有の場を設けることを検討している。本発表では、その取り組みについて紹介する。