水晶発振子の特性改善株式会社富山村田製作所 エンジニア 高橋 星太
水晶発振子の電気特性について、加工ばらつきや温度変化による特性変動率が大きかったため、市場要求を満足する製品の商品化ができなかった。そこでHOPE手法を用いて設計パラメータの最適化を行い、加工と温度変化による特性変動率を最小にする水準値を求めた。この水準値で作製した製品の特性値は、従来よりも50%強改善した。さらに、得られた特性値は95%予測区間に入ることが確認でき、再現性に関しても問題ないことがわかった。