伊藤 陽一 氏
北海道大学 大学院医学研究科 医学統計学分野 准教授・保健学博士
Abstract
北海道大学では、大学院共通授業科目として、専門領域外の分野の授業を履修することができます。この大学院共通授業科目として、「統計解析の基礎」と「統計解析の応用」を開講しています。文系の受講生もいるので、必ずしも数学に強いわけではありません。したがって、この授業では、各トピックに関する講義とJMPによる実習を組み合わせて、解析方法の理論を学ぶだけではなく、全員が実際に実行できるということを重要視しています。
本講演では、授業内容についてご紹介するとともに、JMPをどのように授業に組み入れるのかということについてお話ししたいと思います。
About the presenter
2000年3月に東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程を修了、2001年5月より東京大学大学院医学系研究科生物統計学助手となり、2008年4月から北海道大学大学院医学研究科 北海道臨床開発機構 治験管理部 生物統計担当 特任講師、同年8月に特任准教授となる。2011年3月から現職となる。
学部、大学院の統計教育、研究者に対する統計コンサルタントを行う外、医師主導治験の統計解析責任者を務めている。また、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の専門委員として、年10件程度の新薬審査に関与している