本ページでは、2022年10月にリリースした最新バージョン「JMP 17」の新機能を動画にて紹介します。
JMP Discovery Summit Japan 2022 における「JMP 17」関連の発表
2022年11月17日、18日に実施したイベントでの弊社スタッフ、開発元のスタッフの発表をまとめました。発表資料、JMPのデータ、ジャーナルを提供している発表もございます。ご興味がある機能がありましたら是非ともご視聴ください。
以下の発表は、英語での発表を日本語に通訳したものになります。
2022年12月アップデート
JMP Pro 17では、関数データエクスプローラで、スペクトルデータに対し、データの前処理(平滑化、1次微分、2次微分など)ウェーブレットモデルのあてはめを実施できるようになりました。関数データエクスプローラの概要や、スペクトルデータを含むさまざまな例は、以下のページに掲載しております。
関数データエクスプローラの概要 ~関数主成分分析とさまざまな利用事例~
データの読み込み
- OSI Piサーバーからの読み込み (3分34秒)
- 開始時刻と終了時刻を指定して読み込み
- 生データとプロットデータの読み込み
- Excel読み込みウィザードで、列のタイプ(数値、文字)を指定 (2分26秒)
- Excelの読み込み時に、列に対し数値/文字で読み込むかを指定できる。
- 数値型の場合は、表示形式(桁数やパーセント表示など)を指定できる。
グラフビルダー
- グラフビルダーでカテゴリ変数の表示順序を設定する。
- 度数の大きい順、度数が小さいカテゴリをまとめることができる。
- 平均±標準偏差(誤差)の棒グラフを描く際、上側の誤差バーだけ表示することができる。
- グラフビルダーで、グループごとのグラフとともに、軸の部分に要約統計量を表示できる。
- JMPで多重応答列を扱う方法について
- グラフビルダーで多重応答列を使ったグラフの作成、グループ化について
- グラフビルダーで日本地図を描いた際、沖縄や北海道の位置を移動させ、コンパクトに表示する機能
表の作成
- 表の作成で作成された表に対して、複数の列を1つの列にまとめて表示する方法。
- N(%) , 平均±標準偏差 のような表記に有効。
- ID(アンケートの回答者や被験者など)に対し、複数回調査対象となるデータが出現しているとき、全回答者のうち、どれだけの割合の回答者が特定の選択肢を選んだかを集計する方法。
- 特定の有害事象について、発生した被験者数、発生した割合(発生した被験者数 / 被験者数)を計算。
分析
- 「対応のあるペア」のオプション
- 許容範囲の下限、上限をグラフ上に追加
- 「多変量の相関」のオプションとして実行可能
- 偏相関が高い組み合わせを色の強弱、幅、透明度で調整できる
- レポートをタブ形式にて表示
- ボルケーノプロットの作成
- 計数値管理図であるP管理図、U管理図を改良した管理図
- 過大分散を考慮し、σの計算に移動範囲を用いる
- データ形式の柔軟性が増している
- 新しい非線形モデルの追加(19個)
- 医薬品開発において2つの溶出曲線を比較するF2分析が実施可能に。
- ブートストラップ法によりF2の推定値に対する信頼区間を構成。2つの溶出曲線の類似性を判断。
JMP Pro ⇒ JMP
以前は、JMP Proのみで実施できる機能だったものが、JMP 17ではJMP でできるようになった機能。
- 2×2より大きいクロス集計表に対するFisher正確検定
- カッパ係数(一致性統計量)に対する正確検定
- レポートの統計量を右クリックし、統計量に対するブートストラップ法を実施
- ブートストラップ分布(ヒストグラム)の表示、ブートストラップ信頼区間(BC法)の算出
- レポートの統計量を右クリックし、乱数シミュレーションの実施
- シミュレーションによる検出力の計算、推定値に対する信頼区間の算出
JMP Pro
- 「モデルのあてはめ」の手法として、一般化線形混合モデルを選択可能
- 変量効果を含むロジスティック回帰、Poisson回帰が実行できる
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