2025年9月にリリースされた最新バージョン「JMP 19」、「JMP Pro 19」の新機能を紹介します。
本ページでは、その中から分析、グラフに関する機能を、項目ごとに紹介します
目次
1. データフィルタ:多重応答値でのフィルタリングなど
2. グラフビルダー:複数のY軸表示、矢印チャートなど
3. 一変量の分布:許容区間の分布指定
4. 二変量の関係:Games-Howell検定、比の比較検定
5. モデルのあてはめ
6. プロファイル
7. 工程のスクリーニング(環境モニタリング)
8. 管理図とトリアージ
9. 実験計画法
10. 標本サイズエクスプローラ
11 . ベイズ最適化(JMP Pro)
12. 因果推論(JMP Pro)
13. 一般化線形混合モデル(GLMM)、線形混合モデル(LMM) (JMP Pro)
14. 関数データエクスプローラ(JMP pro)
※注意:本動画は、JMP 19.0.1 で作成しております。今後のバージョンアップによって、操作方法等が変更される可能性があります。
1. データフィルタ:多重応答値でのフィルタリングなど(5分44秒)
2. グラフビルダー:複数のY軸表示、矢印チャートなど(15分22秒)
- 複数のY軸表示:異なる軸のスケールを同時に表示
- 矢印チャート:折れ線に「矢印」接続オプション
- 点をずらすオプションの拡張:方向(正、負、中央)、種類(六角形グリッド、ビーズウォーム)の追加
- 平滑線(P-Spline)の制約条件を指定
- 二項信頼区間の表示:応答変数が2水準のとき、割合の推定値と信頼区間を表示
3. 一変量の分布:許容区間の分布指定(2分57秒)
- 許容区間において、正規分布以外にも、対数正規、ガンマ、指数などの分布の指定が可能に
4. 二変量の関係:Games-Howell検定、比の比較検定(6分27秒)
- Games-Howell検定
- Fieller法による比の比較
5. モデルのあてはめ(7分34秒)
- Bスプラインモデルのあてはめ
- 共分散分析における傾きの比較
6. プロファイル(11分1秒)
- 最適化設定パネル:応答や因子、最適化の設定が容易に
- シミュレーション実験の拡張:シミュレーションによる不適合率を最小にする因子設定を探索
- 等高線グリッドによる等高線の塗りつぶし、データ点の表示
7. 工程のスクリーニング(環境モニタリング)(7分36秒)
- 管理図の種類として、度数、非負値連続、割合が扱えるようになる
- JMP Live, インタラクティブHTMLによるインタラクティブな工程管理
8. 管理図とトリアージ(9分44秒)
- JMP Liveに管理図のレポートをアップすることにより、警告に対するトリアージを実施できる
9. 実験計画法(5分41秒)
- 決定的スクリーニング計画(DSD)で追加の実験回数、中心点の設定
- 実験計画エクスプローラでDSDやNOAなどの計画の比較をサポート
- カスタム計画の「推定効率」でVIFを表示
10. 標本サイズエクスプローラ(4分30秒)
- 許容区間(パラメトリック、ノンパラメトリック)の標本サイズ
- 一回抜取検査計画の標本サイズ
- 相関二標本平均の標本サイズ
- .JMPDOE 形式でのレポート保存
以下は、JMP Pro 19の新機能
11. ベイズ最適化(8分8秒)
- 効率的な最適化:既存データをもとにモデルを作成し次のサンプル点の決定
- 各応答のガウス過程モデルをあてはめ、既存実験データから出発できる
モデル更新を繰り返して最適条件を探索
- 適応的な実験計画により、時間とリソースの削減が期待できる
12. 因果推論(7分52秒)
- 観測データを用いて、潜在アウトカムや平均処置効果(ATE)を推定
- [モデルのあてはめ]で、手法を「因果処置効果」に指定
- 推定手法として、IPWR(逆確率重みづけ)、REGADJ(回帰調整)、AIPW(二重ロバスト)の3種類を提供
- 前提を確認するための可視化、レポートに説明や解釈を表示
- 傾向スコアマッチングの手法をサポート
13. 一般化線形混合モデル(GLMM)、線形混合モデル(LMM)(3分34秒)
- 一般化線形混合モデル(GLMM)における順序ロジスティック
- サンドイッチ分散
14. 関数データエクスプローラ(3分6秒)
- ベースライン補正(SNIP法、ARWLS法)
- パラメトリックなピークモデル(Gauss法、Lorentz法)