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グラフビルダーとデータフィルタを駆使したドリルダウンで多変量解析の訴求力を向上する_細島 章(2023-JA-25MP-01)

レベル:中級

 

【発表者】

東林コンサルティング 代表  細島 章

 

【発表概要】

グラフビルダーとデータフィルタは品質データを可視化して問題をクローズアップさせます。たとえば年度毎の不良台数を棒グラフで表示して不良内容や仕入れ先をグラフに重ね合わせます。不良内容と台数を年度毎にグラフ化すると改善点や悪化点の推移が明らかになります。年度と不良台数のグラフや不良内容と台数のグラフを基に、層別変数をグループX、グループYなどのゾーンや重な合わせゾーンにドロップします。特定セグメントを選択してドリルダウンするときに除外機能を使いますが、直接にテーブルを操作して除外すると記録が残らないため後で勘違いが起きます。私はデータフィルタを使ってスクリプトをデータテーブルに保存しながら行います。注目するセグメントのテーブルを調べる際はグラフをクリックして選択状態にしてからテーブル→サブセットでテーブルの詳細を確認します。モデルのあてはめやパティション分析の検証でもグラフビルダーを使います。あてはまりの状況を確認するときは、グラフビルダーを使って、主変数や温度をX軸にとって、他の変数をグループXなどにドロップします。これで非直線性が明らかになり交互作用も発見できます。


【発表者プロフィール】

山武ハネウエル(現アズビル)で理事 研究開発本部長,品質保証推進本部長を歴任後に東林コンサルティングを設立.専門領域はデータ解析、品質改善、市場不良予測、ロバスト設計、実験計画、デザインレビュ―、ヒューマンエラー対策、現場指導など.主な著書は『よくわかる「問題解決」の本』日刊工業新聞社 2014(単著).主な論文は「生産ラインのヒヤリハットや違和感に関する気づきの発信・受け止めを促進するワークショップの提案」品質管理学会 2016【品質技術賞受賞】.主な講演「作業ミスを誘発する組織要因を可視化し改善を促進する仕組みの提案」(Discovery-Japan 2018) 「JMPによる品質問題の解決~不良解析と信頼性予測の事例紹介~」(同 2019)「JMPによる実験と解析の効率化」(同2020) 「品質問題をテキストマイニングで究明する方法」(同2021)「JMPによる品質問題の発⾒と解決」(同2022) 「JMP On Air日本版 2021 JMPによる開発・生産・品証の業務改革」(第1回クレーム対応の根拠となる信頼性予測、第2回JMPによる原因究明、第3回実験計画の問題解決、第4回JMPによるマネジメント変革・組織改革、第5回JMPによる業務改革の進め方)