The Individualization of Circulating Cancer Cells in the Blood of Cancer Patients Using JMP®
(English follows Japanese) 日本語タイトル:JMPによるがん患者血液中循環がん細胞の個別化 昭和大学 医学部(江東豊洲病院 消化器センター外科) 准教授 伊藤 寛晃 発表者は消化器外科医として主に食道がん、胃癌の外科的治療に従事すると同時に、がん微小転移、超早期がん診断をテーマにトランスレーショナルリサーチを続けている。がん患者血液中にはがんの原発巣からはなれて血管内に侵入し循環する「循環がん細胞」と呼ばれる細胞が存在することが分かっており、がんの血行性転移の主因であると考えられている。発表者は2004年に食道がん患者の循環がん細胞とがんの進行度、生命予後との相関を明らかにした。その後も胃がんなどで同様の結果を示し、超早期がん診断やがんの新たな転移抑制治療の開発を目的とした研究を続け成果を挙げている。最近では、治療により循環がん細胞の細胞径が変化することを報...