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JMPを軸にした社内データサイエンティスト育成の取組み_花岡 恭平(2021-JA-25MP-06)

レベル:初級

 

【発表者】
花岡 恭平, 昭和電工マテリアルズ株式会社 先端技術研究開発センタ
永井 裕希, 昭和電工マテリアルズ株式会社 先端技術研究開発センタ
太田 浩司, 昭和電工マテリアルズ株式会社 情報通信開発センタ

 

【発表概要】

昭和電工マテリアルズでは2017年頃から当社主力製品である機能性材料開発に統計的手法を取り入れる取組みを全社的に進めています。機能性材料開発は、数十に及ぶ設計変数をチューニングして、複数の目的変数を最適化する極めて複雑な設計最適化問題であり、それを解くために日々試行錯誤が繰り返されています。

 

実験計画法等の統計的手法はこうした試行錯誤の負担軽減に有効ですが、大学で統計教育を受けていない多くの材料研究者にとって、統計的手法を実務に取り入れ、使いこなすのは容易ではありません。そこで我々が着目したのが、統計初心者でも使いやすいJMPでした。JMPを軸に統計スキルと材料知見を併せ持つ二刀流人財の育成を4年間実施して、現在では統計的手法の活用事例が日々多くの部門から挙がってきています。

 

本発表では

・材料メーカーとしてJMP&統計学を推進する意義と効果
・当社における社内データサイエンティスト育成の取り組み
・各所属部門のJMPユーザー自身による教育・普及活動

について推進担当者の立場からお話します。

 

※本発表の動画の公開は2022年1月31日をもって終了させていただきました。

Comments
Ch8

世の中AIという言葉がもてはやされていますが、現場の経験や固有のメカニズムをスキップしてAIなら何でもやってくれるんでしょ的な思考が強すぎると思います。実際は、技術者がデータを自分の目を凝らして分析し、経験に基づいて合理的な実験計画を立案し、実践、意思決定に活かすサイクルが求められていると思います。それらを円滑に進めるには、JMPのような「仕事の邪魔をしない」便利なアプリケーションを使いこなしながら、技術者個人のデータ解析スキルを高めていくことが本当に重要です。組織・トップの理解と承認を得て活動を普及させることは、利益や結果先行型の日本においては容易ではなく、草の根活動で潰れていくケースが大変多いと思います。御社の取り組みは本当に素晴らしいです。ぜひ今後も継続・発展させていってください。