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全員参加の実験計画_三井 正(2021-JA-25MP-04)

レベル:初級

 

【発表者】
三井 正, COO, SatinDesign

 

【発表概要】

実験計画の有効性を疑う技術者はいないにもかかわらず,⽇本の産業分野では,誰もが実施しているという状況ではない.Design of Experimentsの「デザイン」を先⼈が計画と訳してしまったため,実験計画のテクニカルな側⾯のみが強調され,あたかも魔法の⼿法のように理解されていることにその⼀因がある.

 

⾞や服の外観を決めることだけがデザインではなく,その本質は問題解決にある.近年,デザイン思考が周知されつつあることも⼿伝って,例えば,キャリア・プランとキャリア・デザインの違いを理解する⼈も増えてきた.そうであれば,今こそ問題解決としての実験計画を考え直してみる機会であろう.

 

実験を通して問題解決することが実験計画であるならば,製品開発に携わる⼀部の技術者だけが実施すれば良いというわけではない.問題を抱える全ての関係者が全員参加してこそ,実験計画の威⼒が発揮されるのだ.

 

とはいえ,開発部⾨の上下流, 即ち企画部⾨やユーザーに近い部⾨では,慣れと経験がない中でどこから⼿をつければ良いか悩むことだろう.そこで,本発表では,デモ事例を⽤いて,幾つかの実験計画のヒントを紹介したい.