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こんなに太ったわけがない!ひょっとして体重計の故障? - 測定システム分析(MSA)の探求 -_Jason Wiggins(2021-JA-45MP-US02)

レベル:中級

 

【発表者】

Jason Wiggins, Sr. Systems Engineer, JMP, SAS Institute Inc.

 

【発表概要】

家庭から研究室、生産現場まで、計測システムはいたるところにあります。たとえば、家庭にはおなじみの体重計がありますし、実験室では材料の強度などの重要な物理的特性を測定するためのさまざまなシステムが使用されています。また、生産システムでは、機械加工された部品の形状などの品質特性の測定を頼りにしています。

 

一方で、私たちが接している測定システムは、さまざまな動作をします。ノイズが多い場合もあれば、正確な場合もあり、偏りがある場合もあります。また、サンプルを変化させたり破壊したりする場合もあれば、そうでない場合もあります。

 

どのような動作をするかに関わらず、私たちは測定システムのノイズについて十分な知識を持ち、コストのかかるエラーを避けるために、測定システムの使用法について十分な情報を得た上で選択する必要があります。

 

振り返ると、90年代初頭、ハッブル宇宙望遠鏡の主鏡が測定ミスにより研磨しすぎになったことがありました。打ち上げ後に発覚したこのミスにより、プロジェクトはほぼ頓挫してしまいました。打ち上げ前にMSAを用いてばらつきの原因を理解し対処していれば、NASAが修理にかかる費用を6億ドル以上も節約することができたはずです。

 

本発表では、Donald Wheeler博士が開発したEMP(Evaluating the Measurement Process)手法によるMSAの結果を適用する際の注意点を説明します。また、EMPの概要と、家庭や産業界での事例を紹介し、EMPによるゲージの分類、報告の精度、製品の適合性を確保するためのガードバンドの仕様制限などをJMPで実演します。

 

※このサイトでビデオを再生して画面右下の「CC」をクリックして「English」を選びますと英語の字幕が表示されます。

本発表の発表資料やデータのダウンロードや、日本語トランスクリプトと共に視聴されたい方は、こちらをクリックしてください。
Discovery Summit Americas 2021 Presentationの各発表のページに移動します。

(SAS Profileへのログインを求められますので予めご了承ください。)