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コンジョイント分析の方法と実際 - コンジョイント分析の考え方とJMPによる実施例の紹介 -

 兵庫県立大学 教授 有馬 昌宏

 

製品・サービスの消費者や施設等の利用者を対象に、どのような製品・サービスや施設を提供すればよいかを検討する際のマーケティング・リサーチの手法の一つとしてコンジョイント分析(あるいは選択実験)と呼ばれる手法がある。

 

本発表では、コンジョイント分析の概要を紹介した後で、自治体が提供している訪日外国人旅行者向けの外国語による観光紹介ページの評価をコンジョイント分析を利用して行った事例に基づき、JMPを用いてどのようにコンジョイント分析を進めていくか、具体的には、①評価対象の属性と水準の決定の後、②スクリーニング計画あるいはカスタム計画を利用してプロファイルを作成し、③回答者に各プロファイルへの選好を表明してもらう形式(5段階評価や2項選択方式や順序付け方式)を選定し、④調査票を作成し、⑤実際に質問紙調査等で収集された選好表明型のデータを用いてパラメータを推定し、⑥推定結果からどのような分析を行うか、を実際にJMPを利用しながら説明していく。

 

また、外国語による観光紹介用ウェブページの評価以外の事例についても紹介する。