JMPのカスタム計画で応答曲面計画を立案するときにI-最適化基準が良く用いられている(カスタム計画でRSMをクリックしたときのデフォルト).I-最適化基準は計画領域内の予測分散の平均値が最小となる計画を探索する基準であり,最適条件を探索するフェーズで有用ではあるものの,意図せずG-最適性が悪い計画が立案されてしまう場合がある.これは最適であると選ばれた条件の精度があまりよくない可能性があるという点で問題である.この問題への対処法としてA-最適化基準の活用を考えた.応答曲面計画を立案する場合にA-最適化基準を使用した場合にかなりI-最適化基準で立案した計画に近い計画が得られることに加えて,"A最適でのパラメータの重み"を利用して計画の性質をかなり柔軟にコントロールできることが理由である.実際にパラメータの重みを活用することでG-最適性を改善した応答曲面計画の立案が可能であり,また,I-最適化基準を用いた場合に起こり得るいくつかの問題を解決できることが示された.
Presented At Discovery Summit Japan 2025
Presenter
Schedule
Friday, Nov 7
2:00-2:30 PM
Location: ROOM B
2:00-2:30 PM
Location: ROOM B
Skill level
Intermediate
- Beginner
- Intermediate
- Advanced