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一般化回帰モデルによる予後予測モデルの構築

医学領域においては、生存時間データに対するCox回帰モデルもしくは二値データに対するロジスティック回帰モデルによって予後予測モデルを構築することが多い。国際的には、臨床研究の透明性の確保を目的として様々な声明が出されており、TRIPOD声明という「個別の予後や診断に関する多変量予測モデルの透明性ある報告のための声明」では、全ての予測モデル開発研究において、特に、外的検証が行われない場合には、何らかの形で内的検証を実施することが推奨されている。JMP Proで利用可能な一般化回帰モデルでは、変数選択を伴う予測モデルの構築だけでなく、豊富な内的検証の方法が実装されており、予後予測モデルの構築に有用ではないかと考えられる。本発表では、JMP Proで実装されているモデル構築手法と内的検証法の理論的背景を解説しつつ、実際のデータに当てはめて、予後予測モデルの構築方法について紹介を行う。

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