近年、容姿に対する言説が社会的に問題となっている。本研究では、インターネット上の無料質問サービスサイト(ヤフー知恵袋)に投稿された「ルッキズム」に関する自由記述(語り)3,185件を対象に、テキストマイニングと潜在クラスモデルを用いたユーザー意識の類型化を試みた。まず自由記述をテキストマイニングにより処理し、「顔」「整形」「差別」「恋愛」「自己肯定感」など58の特徴語の出現有無を抽出した。これを顕在変数として潜在クラスモデルを適用し、BIC基準により5クラスモデルを採用した。分析の結果、①具体的言及の少ない「表層型」(32.5%)、②整形・美容による外見改善を志向している「美容改善型」(26.8%)、③男女間の格差として語る「ジェンダー非対称型」(17.9%)、④恋愛・婚活の文脈で語る「恋愛市場型」(11.6%)、⑤身体的コンプレックスと自己肯定感の低さを語る「身体的自己不満型」(11.1%)、という5つの意識タイプが抽出された。本結果は、ルッキズムに対する人々の意識が単一ではなく、多様に分化していることを示唆するものであり、メンタルヘルス支援へつなぐ際の基礎資料となる。
Presented At Discovery Summit Japan 2026
Presenters
Schedule
Friday, Nov 13
12:10 AM-1:20 PM
Location: Ped 10
12:10 AM-1:20 PM
Location: Ped 10
Skill level
Beginner
- Beginner
- Intermediate
- Advanced