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機械工作実習の安全教育がもたらす危険感受性向上効果の統計的検証_黒澤.拓未(2023-JA-25MP-07)

レベル:初級

 

【発表者】

国立大学法人筑波大学 数理物質系技術室 技術職員 黒澤 拓未

 

【発表概要】

本発表では、高等専門学校の機械工作実習で実施した安全教育による効果の統計的検証をJMPで行った内容について紹介する。様々な場所で安全教育は行われているが、教育による作業者の安全意識向上効果を統計的に検証した事例はあまり見られない。今回はそれを統計的な検証を行うことで、作業者が事故や怪我をせずに安全に作業ができるような安全教育の重要性を再認識することになると考える。安全教育の内容は、KYT(危険予知トレーニング)テスト→座学教育→危険体感実習→KYTテスト、アンケート調査、統計解析という流れである。安全教育前後でKYTテストの正解率の差異を二変量の関係で有意差の有無を検証する。また、個人の資質や性格等に関するアンケート結果がテスト結果に及ぼす影響を検証する。さらに、安全教育後の感想をテキストマイニングで可視化する。

 

【発表者プロフィール】

2016-2019 自動車部品メーカー勤務
2019-2023 群馬工業高等専門学校勤務
2023- 現在 筑波大学勤務
大学院を修了後、自動車部品メーカーで商品開発に携わり、製造工程における加工条件出しや品質保証について検討している時にJMPと出会い、決定的スクリーニング計画を用いて実験に取り組んだ。群馬高専では機械系技術職員として機械工作実習や卒業研究指導等の学生教育に携わる。製造業での経験を活かして高専では安全教育に力を入れ、特に危険体感のような実際に危険な作業を模擬体験させたりと、自分自身で経験することの重要性を意識して教育してきた。筑波大学では工作機械を用いて実験機器等の製作に従事している。