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The Analysis of Variation Factors in Impregnated Retardants to Improve Quality in Retardant...

日本語タイトル:難燃化木材生産における品質改善のための難燃化薬剤含浸量ばらつき要因の解析

東京理科大学理工学部経営工学科 助教 安井 清一
東京理科大学理工学部経営工学科 教授 大宮 喜文

 

近年、地域経済や環境保護の観点から、様々な建築物への木材利用が期待されている。しかし、木材は可燃性材料であるため、耐火性を十分に確保する必要がある。そこで、高圧下で難燃化薬剤を木材へ含浸させる加圧注入加工が行なわれている。このような処理による加工木材を難燃化木材という。

理想的な状況下では、目標とする薬剤含浸量が得られているが、実際の生産においては、含浸量のばらつきが大きくなることが報告されている。加圧注入加工における目標値を大きくすると不適合品率は低くなるが、過剰になる割合も増して防火性以外の(品質)特性における性能低下が生じる。従って、加圧注入による難燃化薬剤含浸量のばらつきを低減させることが、難燃化木材生産における課題である。

本研究では、ある生産者での過去約2年間にわたる加圧注入加工(バッチ処理)に関する実績データに対して、JMPを用いて探索的なデータ解析を実施し、含浸量のばらつきの要因を解析した。バッチにおける平均効果(location effects)、分散効果(dispersion effects)を特定することができ、加工条件を定めるための統計モデルが構築できた。また、当該生産者が過去に行った対策効果をデータから検証している。

本報告では、JMPが持つデータベース操作と解析ツールとの繋がりを示しながら、難燃化木材生産における品質改善のためのデータ解析事例を報告する。

 

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